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2009年1月

何にも代え難い宝物

ここのところ連日友人から連絡をもらう。

先日、私の近況について告げた時、彼女は電話口で泣いてくれた。

口が悪くてストレートな物言いな彼女に時には頭に来たりもするけれど、どんな時も私を心配してくれて慮ってくれているのはヒシヒシと感じる。

彼女の前で何度泣いただろうか。

寂しいとか辛いとかやるせないとか涙が溢れて仕方ない時、いつもそっと洗いたてのタオルを渡してくれた。

彼女の子供達は小さな手で私の頭を撫でてくれた。

いつでも家においで。

私はあなたの話を残らず聞くよ。

いっぱい泣いていいんだよ。

あなたが頼ってきてくれる事は私にとって嬉しいんだよ。

この言葉を何度も繰り返し言ってくれた。

いつもいつも全力で私の味方でいてくれていたのだ。

そんな彼女は「嬉し過ぎると言葉が出ないもんだね」と言ったきり絶句して泣いていた。

電話口から聞こえる嗚咽に私も泣けてきた。

たくさんの人達に支えられて生きてきたんだなぁ。

友達は決して多くないけれど、自分の事のように泣いてくれる彼女の姿に学生時代に得たものは何ものにも代え難い素晴らしいものだったのだと改めて気が付いた。

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健康なのか不健康なのか

ここ最近、体質改善の為に寝る前に養命酒を飲むのが日課となっている。

少しでも良くなればとの思いで飲み慣れない味を堪えて流し込む。

たった20mlとわずかな量なのに体はポカポカだ。

しかしあまりの手足のポカポカさ加減と14%というアルコール度数を体内にいれた為に引き起こされるアドレナリンの大量放出により全く寝付けないのだ。

健康になる為に飲んでいるのに、寝付きが悪くなるという悪循環。

早く養命酒に体を慣らさないといけないなぁと思いつつ今日も眠れない夜を過ごすのだ。。。

まいったなぁ。

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温かな時間と笑顔に想う

昨日は非常に温かな気持ちに包まれた一日だった。

私の為にと用意してくださった全ての事がありがたくて、何度も眼頭が熱くなり一生懸命に気を張っていた。

歓待というのはこういう事なのだなぁ。

向かい側に座る皆さんの笑顔に言葉にしなくても伝わる大きな安心を感じたのだ。

そして、温かな心遣いで私を大切にしてくださるように私もここに居る全ての人達の力となり、我が両親殿が私を大きく優しく包みこんでくれていたように私も皆さんを全力で包んでいきたいと強く思った。

これから先、きっと迷ったり悩んだりする日が来ると思うけれど、昨日感じた温かな心と繋がっていきたいと思う心を思い出して前に進んで行こうと心に誓った。

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感情を抑えて勘定を

電卓片手にあちらこちらと歩きまわった一日を過ごした。

相方殿が写真を熱心に撮るのを眺めながら、ひたすら勘定をはじく。

会社員時代は毎日電卓を弾き高額の伝票を切っていたのに、すっかり鈍ってしまった私は簡単な数字を何度も間違える。

あぁ、黄金の右手も研鑽しなければ鉛と化してしまうのだなぁと少々寂しくなったりした。

ついでに会社員時代からの相棒である電卓に表示される合計額に目がテン。

なんじゃコリャ!!

ついにこの相棒も壊れたかと思いきやバッチリ現役。

予想外の数字の列挙にこちらの気持ちは絶不調。

何はともあれ悩ましくも楽しい時間を過ごした。

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自然から教えられるもの

今日通りを歩いていて何気なく上を向いてみた。

頭上に枝を広げている桜の木の先には硬いけれど春を待つ蕾がついていた。

その光景は心に静かな感動をもたらした。

寒さに耐え、春に向けての準備を着実に進めている。

人間としてまだ未熟な私はその光景から「人生」というものを教えられた気がした。

誰からも認められなくて目にもとめてもらえなくても、そして逆境下においても自分の成すべき事に向かってひたむきに進んで行く。

桜の硬い硬い蕾はそう私に伝えてきたような気がした。

その静かなるメッセージを受け止め、私は大きく息を吸い背筋を伸ばして歩きだした。

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取捨選択をせよ

先日、久しぶりに友人から電話があった。

聞けば我が家の近くの神社について知りたいのだという。

その神社は地元の人に馴染みの小さな神社だ。

初詣やお宮参りや七五三やらでいつも地元の人が訪れている。

でも、何で?と思い尋ねると、雑誌に縁結び神社と書いてあったのでお守りを買いに行きたいとの事。

その答えに驚いてしまった。

この土地に住んでいる人達には全く縁結び神社なんて知られていないのだ。

それが証拠に縁結びのお守りは一切おいておらず、家内安全・交通安全・学業成就等の一般的なお守りしかない。

そう彼女に伝えながらふと思い出したことがあった。

中学の時の夏季休暇課題に戦時中の事を祖父母に聞いてくる事というのがでた。

皆で聞いてきた事を発表している中でとても印象に残っている発表があった。

その子の祖母殿はどうやら超上流階級の方だったようで、戦時中も毎日白いお米を食べ何一つ不自由な事はなく過ごし、家庭環境から新聞で報道されている戦況がいかに異なるか等一般市民が知りえない情報を得て安全に過ごしていたとの事だった。

ひもじくて辛いとか空襲の中を逃げ惑ったという発表が続く中で異質な発表。

それを聞いて、一般市民は新聞やラジオ等の媒体から得る情報に一喜一憂しそれが本当だと信じていたのに、一握りの人達の間でははっきりとそれが嘘である事が伝えられ、しかも家族だけには安全策がとられていたのだとショックを受けた。

媒体という名の洗脳。

それが如何に怖い事なのかとその時に痛烈に思ったのだ。

そんな事を思い出しながら、電話口で喋る彼女が読んだという雑誌の記者はちゃんと下調べにきたのだろうかと考えた。

媒体にかかわる人達は、安易に記事を書き捨てる事は許されない。

それは媒体に関わる人達の職業倫理だと思うのだ。

そして受け手側の私達も全ての情報を鵜呑みにするのではなく、自らしっかりと選別していかなくてはならないと痛切に思った。

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いつまでも忘れてはいけない気持ち

精力的に動いた週末だった。

何本も電車を乗り継ぎ、テクテク歩いた歩数は1日に2万歩を超える。

何となくフワフワした気分で都内をアチラコチラと移動していたが、この2日で随分と自分の気持ちもシャッキリと引き締まった気がする。

いくつもの場所を訪れ、何度か込上げるものを噛み締めながら今を大切に過ごそうと心に決めた。

これから先、まだまだ大変な事はたくさん待っている。

今はまだスタートラインに立ったばかりなのだ。

これから先の長い長い道のりに向けてようやく一歩を踏み出したばかり。

今感じているこの気持ちを一生忘れないようにしなくてはと歩き疲れてパンパンになった足を見てしみじみと思った。

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食べまくりの日

先週の三連休中日の11日は午前と夜に2件の食事会。

まず午前中は親族親睦会女性部での食事会だった。

久々に会うイトコ達とお馴染みの叔母達でワイワイとブッフェを楽しむ。

皆がとりあえず元気に集まれた事に嬉しくて、元気よく乾杯をした。

同い年のイトコは私と正反対で大人しく淑やかで見習わなくてわなぁと思いつつ、ブッフェなんだから元を取らねばとひたすら口をモグモグさせているとやんわり注意された。

その女性らしいゆったりとした話し方には脱帽だ。

何という違いなのだろうか。。

今年は大人の女性らしく振舞おうと密かに心に誓った。

しかしそんな誓いも夜の食事会が楽しくてスッカリ忘れ、お喋りをしつつパクパク食べまくっていた。

お店を出てから今年の誓いはものの3時間で破りすてられたなぁと大反省を一応してみた。

何はともあれ美味しい食事を2食もいただけるなんて今日は幸せ!と大満足な一日だった。

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闇に輝く救急部

夜、父上が急に体調悪化。

救急車を…とも思ったが頑として救急車はイヤと言い張る父上に根負けし、今から診てもらえる病院を探してタクシーで向かう事とした。

しかし何処の病院も断られる。

あまりにも辛そうな父上の状態に気持ちも焦りながら、ひたすら電話をかけ続ける。

救急車で行ったってタライ廻しにされるこのご時世、個人的に救急部にお願いしたって断られるよなぁ。

緊急・夜間診療ダイヤル案内の方から紹介された病院なのに、手術となった場合の外科医不在の為や設備不足の為にことごとく断られ続けて切実にそう思った。

30分後、何とか診てもらえる病院があり診察をして貰えた。

何はともあれ重篤な事態にならずにすんで良かった良かった。

はぁ。。。

それにしても救急部受診って何度経験しても慣れる事のないイヤなものだなぁ。

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これから先に続く最初の一歩

連休が3日しかなかったのかと思う程の内容の濃い日々だった。

まずは連休初日の10日。

大事な要件を伝えに夕方我が家に来客殿がやって来た。

美味しい食事とお酒をとりながら、楽しく過ごしたいと考えた献立は以下の通り。

おつまみは胡瓜のピリ辛とカマンベールチーズトースト

食事の部は鮭の混ぜ寿司・筑前煮・パンとハムのグルグル・甘辛肉味噌のっけサラダ・豚の変わり揚げ

来客殿が大事な要件を切り出し、神妙な顔でそれについて受け答えする父上。

その顔は今まで見た事のないような表情であった。

その顔を見て少し胸が切なくなり、私はどう振舞えばいいのか分からずチンマリとただただ座っていた。

一通りの来訪の目的の話が終わると一転して和やかになる。

ささ、食べよう食べようと食事が始まる。

たくさん作った食事を美味しい美味しいと食べながら、父上とお酒を酌み交わす来客殿。

目の前のお皿が空っぽになるのを見るのは本当に嬉しかった。

良い具合に酔っぱらった2人を見て、ふいに自分は幸せ者だなぁと強く思った。

来客殿を見送った帰り道、今日は自分にとって家族にとって大切な記念日になるのだと事の重みを噛み締めた。

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志の輔らくご in PARCO 2009

7日に志の輔らくご in PARCOに行った。

何とまぁ贅沢な初笑いなのだろうか。

去年の感動が今なお強く残っているだけに、今年はどんな噺でどんな趣向なのだろうとワクワクしながら開演までを過ごす。

待ちに待った志の輔師が登場!!

今年は本物の狂言が繰り広げられた。

初めて観る狂言は堅苦しく難解なものというイメージを払拭し、噺をさらに奥深く面白いものとさせた。

観ながら思わずクフフと笑ってしまう。

それにしても本物の狂言師の声とはこんなにも力強く遠くまでも通る美声なのか。

最後の柳田格之進では会場がシンと静まり返る。

浪人とはいえ武士としての最後の誇りと町人である番頭の目前しか見る事この出来ない了見と両者の相容れない心の遣り取りに胸が痛む。

咳ばらい一つ聞こえない会場がそれぞれの胸の痛みを表しているようだった。

最後のサゲでは会場から大きな大きな拍手が。

志の輔師の凄さを感じる口演に思わず身震いがした。

上質の初笑いを堪能した会だった。

ハナコ

狂言長屋

仲入り

柳田格之進

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ありがとうの言葉を贈る

お世話になった方の告別式へ行った。

元気が良くて面倒見が良くて太陽のようなおば様だった。

年齢を重ねるにつれてお別れをする事が多くなる。

そうは分かっていても、やはり寂しいものだ。

棺の中のおば様はとても安らかな顔をしていて元気だった頃のようだった。

今までお世話になった事を思い出すと涙が零れそうになり、奥歯を噛み締めながらそっと花を納めた。

おば様、安らかにお眠りください。

本当に本当にありがとうございました。

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初詣めぐり

3日に高麗神社と山口観音へ初詣に出かけた。

どちらも初めて訪れる場所だが、想像以上の人出に驚いてしまった。

高麗神社は出世の神様との事で、働き盛りの男性が多かったような気もする。

相方殿はやたらと賽銭を奮発していたご様子。

投げ込んだ金額以上のご利益がありますようにと私も一緒にお願いする。

その後、山口観音へと向かう途中は渋滞渋滞で眠気を催してしまいそうになるので、頼まれてもいない一人歌謡ショーを開催。

舟歌。つぐない。M。等々何とか歌える曲をやたらめったら熱唱。

まるでジャイアンリサイタルショーのような車内となった。

私の調子っぱずれの歌にアテられたのか相方殿もバッチリ目が覚め無事に到着する事が出来た。

この山口観音!ナカナカでありました。

とても大きなお寺でたくさんの参拝客。

ノホホンと訪れた私には驚きがいっぱい。

ひたすら我が家のお盆お彼岸で培った親戚扱い術を繰り広げる事となった。

でも、皆さんとても良い方々でホッとしつつ今年の初詣を締めくくる事にした。

今年一年、どうか良い年になりますように!!

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手で語る

毎年、年末年始は酷い手荒れに悩まされる。

今年もガッサガサでいたる所にヒビが切れ血が滲み、爪が割れささくれは剥けまくりの手となった。

どんなに綺麗に着飾ってもネイルを怠ったら女としてはダメと言い放つ、かのIKKO氏が見たら眉を顰める事は間違いない手だ。

毎晩お風呂上りにヒィヒィ言いながらヒビの手当てをし、一生懸命にクリームを塗り込む。

赤くパンパンに腫れ上がった手を見て、なんて酷い手なのだろうと我ながら少し落ち込んでしまう。

その事をポツリと話したところ「働き者の手なんだから恥ずかしがることはない。むしろその手が好きだ」と言われた。

その何気ない一言は拗ねた心に優しく沁み渡った。

そうか、働き者の手なんだなぁ。

手はその人を表すという。

この手が私を物語るんだなぁ。

すべらかな手の女性を羨んで、自分の手を恥ずかしがったりしなくてもいいのか。

そう思うとこのガサガサの手も何だかとっても愛おしく感じ、念入りにクリームを塗り込んだ。

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新たな年の始まりに

今日から新しい年が始まった。

昨日と何ら変わらない日常が流れているけれど、まだ裾に丸まった癖の残る真新しいカレンダーの一番最初の日というだけで心がピシリとするものだ。

今年はきっと大きく大きく変わる年になるだろう。

人生時間でちょうど午前十時になる今年。

私は新たな環境に向かって自分の扉を大きく開ける。

のんびりと自分のペースで目の前の草を食む事に全力を注ぐ牛達のように、私も新たなる環境へとマイペースを保ちつつ全力を注ぎたい。

そう心に誓った平成21年の朝。

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