« 2009年4月 | トップページ | 2009年6月 »

2009年5月

60歳のラブレター

久しぶりに映画を観にいった。

『60歳のラブレター』という題名の通り、熟年の御夫婦がたくさん観に来られていた。

多分私達はあの映画館の中で一番若かったと思う。

まだ結婚というものが何であるか分からない私でさえ胸が一杯になって涙が溢れる映画だった。

特にイッセー尾形氏と綾戸智絵氏の夫婦の物語には泣けて泣けて仕方なかった。

憎まれ口すら愛情表現なのだと痛切に思った。

久々に弾くギターで痛む指先を堪えて歌う姿に、涙どころか鼻水までズルズルになってしまった。

後30年後には私も60歳になる。

その時どうか今と変わらず私の隣に元気に相方殿が居てくれますようにと強く強く願ってやまない。

お互いに皺も白髪も増えても笑いあって寄り添いあって過ごしていられたら、それはどんな宝石も敵わない素晴らしい物だと思う。

酸いも甘いも味わい尽した結婚生活を経て60歳になった時に、もう一度一緒にこの映画のDVDを観よう。

今度はきっと相方殿も泣いちゃうと思うよ。

その時は見ない振りをしてそっとハンカチを渡すよ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

言いつくせない程の感謝を込めて

本日をもって父上が退職する。

いつものように玄関先まで見送ると、グッと口を引き締めて「いってきます」と一言。

その表情に父上の全ての想いが詰まっているようだった。

父上。

本当に本当にお疲れ様でした。

ヘタクソだけどケーキを焼いたよ。

相方殿からはプレゼントが届いたよ。

兄上夫妻も大きな花をくれたよ。

今日は盛大にお祝いしよう。

言葉では伝えきれない位の感謝を込めて、退職記念の宴を開こう。

父上の新しい人生のスタートを切る日だね。

みんなみんな応援しているよ。

今まで私達の為に働いてくれて本当にどうもありがとう。

言いつくせない程の感謝をあなたに贈ります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

雨に濡れた紫陽花

先程、ご近所さんが抱えきれない位の紫陽花を持ってきてくれた。

「今年は特別綺麗に咲いたのよ。お母さんにお供えしてあげて」と。

その心遣いがとても嬉しかった。

母上はとても花が好きだった。

その事を知っているご近所さんは、母上が長い長い入院生活を終えて家に戻ってくると、必ず抱えきれない位の花を持ってきてくれたのだ。

今日のように。

母上が亡くなって12年。

私達家族の心の中だけでなく、母上の事を想ってくれる人がいる。

その事を強く感じて、何だか胸がいっぱいになってしまった。

雨に濡れそぼったたくさんの紫陽花を抱えて笑顔で門扉に佇むご近所さんに心を込めて感謝を伝えた。

大事に大事に花瓶に活けて、母上の写真の前に飾った。

母上。

綺麗な紫陽花だね。

ボンボリみたいな形が可愛いね。

そっちからも見えてますか?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

どちらを選ぶのかそれが問題なのだ

カラリと晴れ上がった日は気分も上々。

なのに外出する度に気分が滅入ってしまうのだ。

どうやら私の瞳は人よりも茶色の色合いが薄いらしい。

そのせいなのか、これからの季節は日差しが目に刺さるように痛く感じて目を開けていられないのだ。

酸っぱいモノを食べた時のように目をショボショボさせつつ何とかやり過ごす。

しかしほとんど目が開けていられないので、この間は車に轢かれそうになってしまった。

これはマイッタと相方殿に相談した所、サングラスをかけたらどうかとアドバイスされた。

それもそうだなぁと本日眼鏡屋さんへ赴いた。

アレコレと掛けてみるも全てしっくりこないのだ。

どうしてだろうとシミジミ考えてみる。

ハッとサングラスのデザインの問題ではないと気が付いた。

問題は私の顔だ!!

サングラスが全く似合わない地味顔。

だからサングラスだけが異常な程の自己主張。

う~ん、どうしたものかなぁ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

欲しいものは形の無い愛情なのだ

先日、夕食を食べに行ったお店での事。

隣の席のカップルの会話に思わず耳がダンボ状態となってしまった。

「他の誰よりも一番可愛いよ」

「★★に会う為に生れて来たんだ」

と、石田純一バリの甘い甘い会話を交わしているのだ。

キャンドルの明かりが灯る仄暗い空間に目を凝らして見てみれば、どうやら私達よりも少し上の世代のようだ。

イカツイ顔をした男性が昼メロのような会話を繰り広げている。

ベタ惚れされているらしい女性は満更でもなさそうな雰囲気。

ココはリオかマドリードかと思う程の情熱的な会話なのだ。

聞いているこちらまでムズムズしてしまう位だったが、一つだけ羨ましかった事があった。

それは必ず女性の名前を呼んでいる事。

我が相方殿から名前を呼ばれなくなって久しい。

幼い頃より名前は両親が初めて贈るプレゼント。例え同じ名前が付いている人が居たとしても、そこに込められた想いは全て違う。だからきちんと相手を名前で呼ぶ事は、その人がその人である事を尊重する事になるんだよと教えられてきた。

だから名前で呼ばれている彼女が本当に羨ましかったのだ。

相方殿。

小さな小さなお願いがあるんだ。

今度からオマエでもなく、アナタでもなく、ちゃんと下の名前で呼んでちょーだい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

伊東四朗一座・熱海五郎一座合同公演

土曜日、ずっとずっと楽しみにしていた舞台を観にいった。

そう!伊東四朗一座・熱海五郎一座合同公演だ!!

先日テレビに伊東四朗氏が出演していた際に、「喜劇こそ真面目にやるべきものなのです」と言っていた。

その通り、細部にまで作り込まれた笑い。

そして絶妙なアドリブ。

そのすべてに笑いのスイッチが押されて肩が震えてしまう。

テレビに出演している自分達だけが笑って楽しむ風潮とは一線を画した舞台だ。

それがヒシヒシと伝わってきて、笑いながらもみんなプロだなぁと感心してしまった。

また今回のゲストは小林幸子氏と中村メイコ氏の御両人とあって、歌も素晴らしい。

特に小林幸子氏の歌声の素晴らしさに思わず鳥肌が立ってしまった。

歌を職業にしている人の底力を体感。

本当に本当に上質な笑いを堪能し尽くした時間を過ごした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

衝撃の歌声

先程ソロモン流という番組にて綾戸智絵氏が特集されていた。

彼女は私の好きなシンガーだ。

もう十年近く前になるが彼女のライブを聴きに出掛けた。

その時の衝撃はいまだに良く覚えている。

ステージ上の小さな小さな彼女が一度歌いだすと途端に何十倍も大きく見える程の強烈なオーラを発し、それは全身に鳥肌が立つ程の言葉では言い表せない位の激しい感情を私の中から引出したのだ。

彼女の歌声に何故か涙ぐんでしまったのだ。

あの前向きさが全て歌声に詰まっているように思える。

強くて優しい。

彼女の歌声はその一言に尽きる。

だから魂に届くのだろうか。

番組内で彼女が言っていた「誰かの思い出の一部になれるよう歌う」といった言葉。

あの言葉に思わず大きく頷いてしまった。

だってあの日受けた衝撃は年月を経た今も強く強く残っているのだから。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

父上に捧ぐ

本日は父上の63回目のお誕生日だ。

お祝いにバースデーケーキを焼く。

不器用とは私の為にある言葉といっても過言ではない位の不器用ゆえ、スポンジは美しく焼き上がったのだがデコレーションがイマイチ過ぎる。

それでも何とか必死にクリームを塗り終え、イチゴを飾り完成した。

先程、父上にお披露目すると不細工なケーキにも関わらずとても喜んでくれた。

二人食卓に着き、ささやかにお祝いをする。

お互いに何も言わなかったけれど、たぶん思う事は同じだ。

来年の父上のお誕生日は、父上と私は違う苗字になっている。

そう思うと今この瞬間がとても大切なものに思えて、何だか胸がいっぱいになってしまった。

父上。

何を置いても家族を一番に考えてくれる父上をとても尊敬しています。

父上の家族を想う強さに私は今まで守られてきたんだね。

私も父上にたくさんの親孝行をするよ。

これから先もずっとずっと一緒にお祝いしよう。

来年も再来年もその先もずっとずっとお祝いしよう。

だからどうかこれからは自分の体を一番に考えてね。

父上の63回目の新しいスタートを心より応援しています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

全員集合!!

黄金週間真っ最中の4日、友人に会いに熱海へ行った。

今回は彼女の彼殿と我が相方殿と4人で一緒ににランチを食べる事となっており、初めての全員集合。

初合流で「はじめまして…」とみんなでペコペコ。

早速、ランチを食す。

金目鯛煮付け定食を注文。

これがもう絶品なのだ。

脂が乗った金目鯛を口に入れると、ホワッと崩れ甘辛い煮汁と共に口の中に溶けていく。

一口食べて思わず「美味しい」と唸ってしまう位本当に美味しかった。

連れてきてくれた友人にこの感動を伝えたいと強く思ったのだが、本当に美味しいものを美味しくいただいた時には「コレ本当に美味しい」としか言葉が出ないのが悔しい。

それ以上の最高の言葉が思い浮かばないのだ。

だから心を込めて美味しいと伝えた。

食後、場所を移動してお茶をした時にはすっかり彼女達と相方殿は打ち解け話が弾んでいた。

その際相方殿が「大学時代の私はどんなだったのか?」と質問をした。

「今と全く変わらない」という返答にガックリして苦笑いしていた相方殿。

「笑いの絶えない家庭になると思います」と彼女。

その答えに私以外の3人が大きく頷く。

その意味する所が良く分からなかったけど、まぁ険悪な家庭になるよりは良いかと私も納得。

その後もたくさん笑ってたくさん話をした。

彼女と話すと本当に話が尽きなく、アッという間に時間が過ぎてしまった。

別れ際は名残惜しくて、やっぱり少し寂しい。

角を曲がるまで二人で手を振っていてくれた友人と彼殿に感謝の気持ちでいっぱいになりながら熱海の街を歩いた。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

胸一杯と震える手

昨日、大きなイベントとなる結納を交わしてきた。

緑に囲まれた料亭の一室は、外の世界とは別世界のように静寂に包まれた空間であった。

新緑の木々を通して届く柔らかな光と影。

その風情のある庭を眺めていると桜湯が運ばれてきた。

可愛らしい桜が浮かび、みんなで暫し談笑。

相方殿の父上のご挨拶から結納式が始まる。

両父上とも少々の緊張に包まれつつ口上を述べ、ぎこちないながらも無事に終了した。

その後婚約記念品の交換となり、指輪を相方殿からはめてもらう事になった。

差し出した左手は小刻みに震えていた。

スルリと薬指にはまった指輪を見て、何だか胸がいっぱいで上手く話す事が出来なくなってしまった。

凄く凄く嬉しかったのだ。

言葉に表す事の出来ない程に。

今度は私から相方殿に時計をはめる。

震える手で腕に通し留めてあげた時計は相方殿にしっくりと似合っていた。

その姿にまた感激して密かに泣きそうになってしまった。

全ての儀式が終了した後は、一転して和やかにお食事が始まる。

どれを食しても美味しいものばかり。

ゆったりと時間を掛けて、次から次に手の込んだお食事が運ばれてくる。

特に最後の鯛飯は絶品!

出汁が効いていて口に入れると三つ葉の香りとともにフンワリと鯛の味が口に広がる。

土鍋で炊きあげてある為、所々に混じるオコゲがまた美味。

かなりの品数を食した後だったので、みんなは残していたけれど私は一粒残さず綺麗に完食。

そんな私を見て我が父上が呆れ果てていたのはここだけの秘密である。

何はともあれ、本当に幸せに包まれた贅沢な時間を過ごした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2009年4月 | トップページ | 2009年6月 »