演芸

浦和市民寄席 さん喬・権太楼の会~長講対決~

日曜日に久々に落語を聴きに行った。

このところバタバタしていたり体調不良だったりで、久しく落語を聴きに行く時間が無かったのでとても楽しみにしていた会だった。

今回は前から4列目中央という絶好のポジション。

開演直前に場内を見渡してみれば、何ともローカルな雰囲気が充満している。

シミ・皺・白髪・薄毛などというキーワードが思わず浮かんできてしまうけれど、のんびりしてホンワリと優しい人達が集う温かな会場だった。

待ちに待った権太楼・さん喬両師が登場。

大好きなさん喬師匠。

さん喬師はやっぱり凄いなぁと思う。

心地良いリズム。的確な表現。

まるで目の前でやりとりが繰り広げられているかのようだ。

一転して立場が逆転する最後は大笑いに笑う。

権太楼師はあのお顔にぴったりな噺。

愛嬌があるのでタガが外れる場面も何だか憎めず笑ってしまうのだ。

旦那様の狼狽ぶり、番頭の酔いが一瞬で醒めてしまう様。

どれをとっても秀逸だ。

柳家を代表する両師匠の会で、落語の芸の懐の深さと堪らない面白さを再認識させられた。

最高の会を満喫して家路に着いた。

対談

柳家さん若 「鈴が森」

柳家さん喬 「らくだ」

柳家権太楼 「百年目」

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志の輔らくご in PARCO 2009

7日に志の輔らくご in PARCOに行った。

何とまぁ贅沢な初笑いなのだろうか。

去年の感動が今なお強く残っているだけに、今年はどんな噺でどんな趣向なのだろうとワクワクしながら開演までを過ごす。

待ちに待った志の輔師が登場!!

今年は本物の狂言が繰り広げられた。

初めて観る狂言は堅苦しく難解なものというイメージを払拭し、噺をさらに奥深く面白いものとさせた。

観ながら思わずクフフと笑ってしまう。

それにしても本物の狂言師の声とはこんなにも力強く遠くまでも通る美声なのか。

最後の柳田格之進では会場がシンと静まり返る。

浪人とはいえ武士としての最後の誇りと町人である番頭の目前しか見る事この出来ない了見と両者の相容れない心の遣り取りに胸が痛む。

咳ばらい一つ聞こえない会場がそれぞれの胸の痛みを表しているようだった。

最後のサゲでは会場から大きな大きな拍手が。

志の輔師の凄さを感じる口演に思わず身震いがした。

上質の初笑いを堪能した会だった。

ハナコ

狂言長屋

仲入り

柳田格之進

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第二回:芸協らくごまつり

ふとした事から落語芸術協会のお祭りに行く事になった。

毎年、落語協会の圓朝祭りには行っているものの

去年から始まった芸協らくごまつりは初めての参加だ。

元々小学校だった校舎丸々使ってのお祭り。

校門を入るとすぐ目の前に遊雀師を発見!

イソイソと色紙を差し出してサインをいただく。

大ファンの相方殿は大喜びしていて、その様子は微笑ましかった。

今回、私のお目当ては何といっても玉川スミ先生。

スミ先生のお小言を聞くぞと意気込んでいたが、パンフレットを見ると教室を使って行われたトークイベントはすでに終了してしまっていた。

お会いしたかったのに…としょげながら校庭へと向かうと

何と何と丁度ステージにスミ先生がご登場!!

88歳とは思えぬ美声で歌を歌いあげる。

歌い終わった後の「あたしゃこの年まで生きてきたから、こうなったら死ぬまで生きる事にしたよ」との言葉に会場から大きな大きな拍手が。

ステージ脇で待っていると歌い終わったスミ先生がお出まし。

サインを書いていただく間に少しお話をした。

艶っぽくって可愛らしいスミ先生とお話できた事が嬉しくて嬉しくって。

今日は来てよかったなぁと心から思った瞬間だった。

いつまでもいつまでも健康でお小言を言い続けていただきたいと切に願うばかりである。

ちなみにスミ先生のサインは

「玉に逢ふ夜も 川らぬ二人 スいて好かれて ミをこがす」

と先生に負けず劣らず艶めかさが滲み出ているものだった。

このサイン、私の宝物である。

あぁ今日は最高な一日だった!!

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圓朝祭り2008

夏恒例の圓朝祭りだ。

今年は例年に比べて涼しく過ごしやすい。

扇子お焚きあげをしげしげと眺めた後、行動開始。

普段、高座にて拝見している師匠方がアチラコチラに。

どの師匠からサインを貰おうかと思案していると喬太郎師を発見!!

お祭り開始直後なのにすでに列が!

慌てて私達も列の後ろに並びサインを待つ。

相変わらず腰が低く、本当に感じの良い師匠だ。

一緒に写真を撮らせていただく。

このほんの一瞬の出来事でテンションは急上昇。

そうこうしている内に市馬師のデビュー曲発表が始まった。

何とも嬉しそうに楽しそうにノリノリで歌う師匠。

こちらまで楽しくなってきてしまう一時だった。

ボンボンを持って後ろで踊る桃月庵白酒師を発見。

リスのようなお顔立ちで相変わらずキュート。

白酒師のサインと写真を求めて探しまわる。

ようやく発見して撮った写真は笑顔満載のツーショットとなった。

その後もウロウロし続けていると三増紋之助師を発見。

寄席と同じく人の良さそうな優しそうな笑顔で

丁寧に丁寧に似顔絵付きのサインを書いてくれた。

一緒に撮った写真では

わざわざ巾着袋から江戸曲独楽を取り出してくれたのだ。

たくさんの人に囲まれて長い時間サインを書き続け

汗だくになって疲れている筈なのに

独楽を掲げてくれる優しい心遣いにジンときてしまった。

その他にもさん喬師・菊之丞師・市馬師・権太楼師

いっ平師・三三師・正楽師・二楽師とたくさんの師匠にサインを戴いた。

どんな大御所の師匠でも普通にそこらをウロウロしていて

声をかけると気さくにサインに応じてくれる。

そんなお気に入りの師匠達に

本当に近い場所で触れ合えるこのお祭りの醍醐味を

しみじみ感じ幸せな時間を過ごさせてもらった一日だった。

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にゅうおいらんず

この季節がやってきた!!

右紋師・圓雀師・小遊三師・昇太師・遊之介師で組んでいる

デキシーバンド「にゅうおいらんず」である。

浅草演芸場の開場1時間前に到着するもすでに列列列。

汗をフキフキ、扇子をパタパタさせつつワクワクしながら待つ。

あまりの長蛇の列に開場が早まりそそくさと中へ入る。

上席昼の部には玉川スミ先生もお出になられる。

今回のお目当ての一つだ。

着々と出番が進み、スミ先生ご登場!!

お怪我をされていたとの事で去年よりお声の張りがなかった。

でも、スミ先生節は健在!!

今年は芸歴85周年記念との事。

益々のご活躍を祈らずにいられないのだ。

来年も再来年もずっとずっとスミ先生のお小言を聴きに行きたいものだ。

ずっと座り続けてお尻がどうにも痛くて堪らなくなった頃

にゅうおいらんずの登場!!

このバンド、決して上手な訳ではない。

それどころか時々音が出なくなったりもする。

でも和気あいあいと楽しそうに奏でている姿は

客席のこちら側も楽しくなってしまう雰囲気満点だ。

伊吹文明大臣によくにている圓雀師のクラリネットも

毒を吐きつつ温かさ満点の右紋師のバンジョーも

何故かソロになると片手弾きになる遊之介師の電子ピアノも

自分のパートを諳んじるので精一杯で話を聞く余裕もない昇太師のトロンボーンも

時々音が出なくなったり外れたりするのも愛嬌のうちな小遊三師のトランペットも

みんなみんな肩の力が程良く抜けていて

それでいて一生懸命で

観ているだけで心がホンワカして楽しかった。

11:30~16:30までの長丁場ではあったけれど

最後のにゅうおいらんずでお尻の痛みも薄れた気がする。

寄席を出ていく人達の顔がどの人も笑顔一杯だった事が

師匠方の努力への何よりもの返事だなと思いつつ寄席を後にした。

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大銀座落語祭2008 VO.2

20日の電撃ネットワークとはうって変わり

21日は落語尽くしの日となった。

銀座みゆき館劇場へと向かう。

初めて訪れたが、この劇場かなり凄いのだ。

何というかアングラな匂いがプンプン漂う小劇場。

銀座にこんな場所があるなんてと驚いてしまう。

中に入るとかなりの狭さですぐ目の前に高座がある。

窮屈な座席に座り、よく見えると胸を躍らせながら開始を待つ。

歌之介・歌る多・歌武蔵兄弟会の幕が開いた。

初めて聴く歌る多姉さんの艶やかな色気と可愛らしさに

こんな女性になってみたいと思わずポワンとなってしまう。

歌之介師は出てくるだけでなぜか可笑しい。

あの口調とあの声で畳み掛けられるとツボのスイッチを押されてしまう。

ホロリとさせながらも大爆笑。さすがだ。

お次は桂ひな太郎・橘家圓太郎・三遊亭遊雀三人会。

お目当ての遊雀師が登場。

やっぱり素晴らしい!!

長屋のおかみさんをやらせたら天下一品。

ユーモラスな仕草と顔と絶妙な間で魅せる魅せる。

可笑しくって可笑しくって笑いが止まらない。

この瞬間を体感したい為に今日は来たのだと再確認。

何度聴いても変わらずに大爆笑してしまう遊雀師は本当に巧い。

笑いすぎて涙が滲んだ目でしみじみと思った。

終演後、銀座をプラプラしていると

山野楽器にて無料の落語会が開催されるとの事で

せっかくだから聴いていこうと立ち寄った。

どうせ無料だし気の抜けた感じなのかと思えば全くそうではなく

思いがけず実に良い会だったのである。

初聴のいなせ家半七師は出てきた瞬間

その将棋の駒のような風貌に驚いた。

この師匠はどんな噺をかけるのだろうと思ったら新作をぶちかまし大爆笑。

面白い!!いかつい顔からは想像できないコミカルっぷり。

春風亭勢朝師のねずみは全編大爆笑。

あんなに笑えるねずみを聴いたのは初めてだった。

あの何とも言えないユーモラスな顔立ちで

ただニンマリ笑うだけでこちらまで可笑しくなってしまうのだ。

しんみり部分ゼロのねずみは落語祭らしくて良かった。

ちなみに勢朝師が登場するまで

春風亭正朝師だと思い込んでいたので

出てきた瞬間

「アレ?顔が違くなってる??しかもホンノリ大きくなってる??

アレ?何で?寄席で観たのと別人じゃん」と軽く混乱してしまった。

暫くしてセイチョウ違いの全く別人だ!!と気付いた。

自分のボンヤリ加減にがっかりした瞬間だった。

何はともあれ今年で最後の落語祭を堪能できた一日だった。

そして一日中、いろいろな師匠方の口から語られる落語を聴き

本当に落語って奥が広くて面白いものだなぁと強く思った。

銀座みゆき館劇場

三遊亭歌武蔵「黄金の大黒」

三遊亭歌る多「宗論」&かっぽれ

三遊亭歌之介「母のアンカ」

仲入り

三遊亭遊雀「堪忍袋」

橘家圓太郎「浮世床」

桂ひな太郎「小言幸兵衛」

山野楽器イベントスペース

鈴々舎風車「真田小僧」

古今亭志ん馬「たがや」

いなせ家半七「教科書にかける情熱」

春風亭勢朝「ねずみ」

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大銀座落語祭2008 Vo.1

去年は昇太師・春團治師・文珍師を堪能した落語祭。

今年は趣向を少々変えて色物を観に行く。

いやいや、物凄かった。

初めて観た電撃ネットワーク。

余りの凄さに度肝を抜かれ、終わった時には少々腰が抜けていた。

感想を述べようと口を開くものの

適切な言葉が思い浮かばず口をパクパクさせるばかり。

サソリや花火やスタンガンなどが次々に出てくる。

隣に座っていた相方殿は楽しんでいたようだが

私はひたすら顔を歪めるばかり。

何だこりゃ!いやぁ~サソリ!!こっち来るぅ!!!

うわぁ!耳にホッチキスぅ??ぎゃぁ~やっちゃったの??

と座席に縮こまり目をむきっぱなし。

最初は手に汗をかいていたものの

暫くすると手足から血の気が引き冷たくなってくる。

驚きすぎてビビりすぎて

今、思い出しても顔が引きつる。

今までに観た事のない濃いパフォーマンスにノックアウトな会だった。

ちなみに前後に出ていた若手芸人の人達や

白鳥師や桃太郎師などは電撃のあまりの衝撃に記憶に残ってない。

恐るべし電撃ネットワーク。

たぶん今宵は夢に電撃ネットワークが出そうだ。

どうかうなされませんように!!

第一部

三遊亭白鳥VS旬のお笑いたち

髭男爵・5GAP・ハイキングウォーキング・はんにゃ

フルーツポンチ・狩野英考

三遊亭白鳥「はらぺこ奇談」

第二部

電撃ネットワーク

第三部

昔昔亭桃太郎「死神」

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ローカル色に染まる会

昨日、浦和市民寄席に行った。

入船亭扇辰・柳家喬太郎二人会である。

国立演芸場の会を瞬く間に完売する二人。

そんな人気者な師匠達なのに

この市民寄席は何ともローカルなのである。

カルチャーセンターの一室で

バレエ等で使うのだろうバーが壁際にあり

反対側は一面のガラス張りだ。

パイプ椅子が並ぶその小さな小さな会場に詰めかけた人達。

みんなノンビリと楽しげに始まるのを待っている。

何だかイイなぁ。この雰囲気。

大勢の人が集う為、膝送りとなり

一番前に座っていた私はもうカブリツキだ。

初めて顔を90度にあげて高座を聴いた。

近いだけあって、師匠方の表情がよく見える。

地方寄席なのに、手を抜くこともなく

両師匠とも力を込めてネタを掛ける。

こういう所が両師匠が人気の所以だ。

必要以上によく見える表情のおかげで噺にのめり込めた。

本当に本当に素晴らしい。

こんな小さな会場で一流の芸に触れる事ができ

満足いっぱいの会だった。

扇辰師匠。喬太郎師匠。

また浦和へいらしてくださいませね。

余談だが

喬太郎師の鼻の穴はもの凄く大きかった。

ご自身のイラストでも強調して描いてあるが

下から見上げると思わずイラストの通りだ!と

しばらく目が釘づけになった。

何とも愛嬌のある鼻である。

あんなに存在感のある鼻なのに

何故か師匠全体で見ると

師匠の醸し出す存在感なのか

メタボちゃんが主張するお腹に目がいくせいか

全く師匠の鼻は気にならないのである。

あっ、師匠の芸の凄さに鼻の穴も霞むのか!!

新たな発見である。

柳家小ぞう「道灌」

入船亭扇辰「夢の酒」

柳家喬太郎「宮戸川」

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第52回 扇辰・喬太郎の会

昨日、念願の会に行った。

この会は私にとってイワクつきの会なのだ。

というのも

前回は3日前にスッ転び骨折をして欠席。

今回は前日に胃炎と胆嚢炎にて病院へ急行。

危うく今回も欠席となるところだった…。

3日前→前日・足→内蔵と

徐々に悪くなる日が近づき、悪い場所が上がってきている。

次回は当日に顔を骨折するか脳みそが何かなったりして。

そんなこんなで右腕に何度も刺された注射跡が黒々と残り

まるでアヤシイ中毒患者のようにヨレヨレな状態にて演芸場へ向かう。

閑話休題。

楽しみにしていた会だけあって素晴らしかった。

扇辰師の百川では肩を震わせて笑ってしまった。

あの百兵衛さんの訛り!!

たまらない。「はぁ~」と語尾に付くだけで悶絶。

喬太郎師の宮戸川では思わず身を乗りだして

噺に引き込まれてしまった。

静寂に包まれる会場。

みんな脳裏に場面を思い浮かべ

身を切られる程の痛ましい思いに包まれているのであろう。

その後訪れるホッとする場面。

その緩急の素晴らしい事。

ヨレヨレになっても行って良かった!

春風亭一左「鈴ヶ森」

柳家喬太郎「饅頭こわい」

入船亭扇辰「百川」

入船亭扇辰「鮑のし」

柳家喬太郎「宮戸川」

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立川談春独演会

日々のウップンを発散すべく

春風亭昇太プロデュース “下北沢演芸祭”に出かけた。

去年は国本武春さんの浪曲を聴いたが

今年は、「立川談春独演会」を選択する。

談春師の会はいつもチケット争奪戦に敗退しており

今回が初聴なのである。

待ちに待った独演会であった。

オープニングでの昇太師と弟子についての対談で

両師匠の愛すべきヘンテコ弟子のエピソードに笑いに笑った。

特に談春師の弟子「春ダチョウ」は絶品。

コレには笑い死ぬかと思った。

1席目は昇太師の代表作を談春バージョンで高座にかける。

おぉ!ベースは同じでもこんなにも違うなんて。

談春師のチョット毒をはらんだ噺に大ウケしてしまった。

2席目は古典。

巧い。

この一言に尽きる。

何て巧いのだろう。

あたかも自分もその場に居合わせているかの様に

目の前に情景が浮かび上がるのだ。

そして、心地良い余韻がいつまでも続くのだ。

立川談春。

この人の底知れない巧さを体験する為に

人々はチケット争奪戦を繰り広げるのだ。

身を持ってそう痛感した。

本当に

談春師を通して語られる古典の世界に

もっともっと浸っていたいと切に思った会だった。

春風亭昇太 「力士の春」

立川談春   「噺家の春」

立川談春   「木乃伊とり」

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若手花形特選落語会

昨日、若手花形特選落語会へ行った。

まるで幕の内弁当のように満腹な顔付け。

会場のあまりの暑さにのぼせつつ満喫する。

小朝師の声は何とも心地良い。

歌声も話し声もスーッと耳に馴染んでいく。

あのチュルンとした風貌と

ソヨソヨとそよ風のように心地良い話し方は

例えちょっぴり下世話な話でもサラリと笑えてしまう。

上手いなぁ。つくづくそう思った。

昇太師の「ストレスの海」は

私が初めて落語に触れた作品である。

中学一年の時

何気なくTVから流れるその噺に

お腹がよじれる程笑い

落語って何て面白いんだろうと一気に好きになった。

あれから15年。

やはり今でも面白い。

昇太師のアノ動きと話しぶり。

ただただ笑える。

本当に面白いものは

時が流れても色褪せずにいるものなのだ。

そう実感した会であった。

柳家三三「やかん」

春風亭小朝「越路吹雪物語」

林家いっ平「悋気の独楽」

三遊亭白鳥「マキシム・ド・呑兵衛」

林家たい平「紙くず屋」

春風亭昇太「ストレスの海」

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志の輔らくご in PARCO 2008

お正月

志の輔らくご in PARCO 2008

に行った。

志の輔師匠の落語は

それはそれは素晴らしかった。

家元談志が

立川流の最高傑作と絶賛するだけある。

師匠の噺は聴き手の脳裏に映像を浮かばせる。

まるで目の前で映像を見ているかのように

ディテールさえもイメージできる程鮮明だ。

それは

「ねずみ」の中に出てくる

木彫りのねずみの手触りさえ感じる位に。

「歓喜の歌」の

出前のお兄ちゃんの少しくたびれた上っ張りや

コーラスのママさん達の練習風景さえ思い浮かぶ位に。

PARCO劇場に集う458人の脳裏に

458通りの

人物像や風景や匂いや手触りが浮かんだに違いない。

正月早々

超一流の芸に触れ

心が熱くなった。

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