20日の電撃ネットワークとはうって変わり
21日は落語尽くしの日となった。
銀座みゆき館劇場へと向かう。
初めて訪れたが、この劇場かなり凄いのだ。
何というかアングラな匂いがプンプン漂う小劇場。
銀座にこんな場所があるなんてと驚いてしまう。
中に入るとかなりの狭さですぐ目の前に高座がある。
窮屈な座席に座り、よく見えると胸を躍らせながら開始を待つ。
歌之介・歌る多・歌武蔵兄弟会の幕が開いた。
初めて聴く歌る多姉さんの艶やかな色気と可愛らしさに
こんな女性になってみたいと思わずポワンとなってしまう。
歌之介師は出てくるだけでなぜか可笑しい。
あの口調とあの声で畳み掛けられるとツボのスイッチを押されてしまう。
ホロリとさせながらも大爆笑。さすがだ。
お次は桂ひな太郎・橘家圓太郎・三遊亭遊雀三人会。
お目当ての遊雀師が登場。
やっぱり素晴らしい!!
長屋のおかみさんをやらせたら天下一品。
ユーモラスな仕草と顔と絶妙な間で魅せる魅せる。
可笑しくって可笑しくって笑いが止まらない。
この瞬間を体感したい為に今日は来たのだと再確認。
何度聴いても変わらずに大爆笑してしまう遊雀師は本当に巧い。
笑いすぎて涙が滲んだ目でしみじみと思った。
終演後、銀座をプラプラしていると
山野楽器にて無料の落語会が開催されるとの事で
せっかくだから聴いていこうと立ち寄った。
どうせ無料だし気の抜けた感じなのかと思えば全くそうではなく
思いがけず実に良い会だったのである。
初聴のいなせ家半七師は出てきた瞬間
その将棋の駒のような風貌に驚いた。
この師匠はどんな噺をかけるのだろうと思ったら新作をぶちかまし大爆笑。
面白い!!いかつい顔からは想像できないコミカルっぷり。
春風亭勢朝師のねずみは全編大爆笑。
あんなに笑えるねずみを聴いたのは初めてだった。
あの何とも言えないユーモラスな顔立ちで
ただニンマリ笑うだけでこちらまで可笑しくなってしまうのだ。
しんみり部分ゼロのねずみは落語祭らしくて良かった。
ちなみに勢朝師が登場するまで
春風亭正朝師だと思い込んでいたので
出てきた瞬間
「アレ?顔が違くなってる??しかもホンノリ大きくなってる??
アレ?何で?寄席で観たのと別人じゃん」と軽く混乱してしまった。
暫くしてセイチョウ違いの全く別人だ!!と気付いた。
自分のボンヤリ加減にがっかりした瞬間だった。
何はともあれ今年で最後の落語祭を堪能できた一日だった。
そして一日中、いろいろな師匠方の口から語られる落語を聴き
本当に落語って奥が広くて面白いものだなぁと強く思った。
銀座みゆき館劇場
三遊亭歌武蔵「黄金の大黒」
三遊亭歌る多「宗論」&かっぽれ
三遊亭歌之介「母のアンカ」
仲入り
三遊亭遊雀「堪忍袋」
橘家圓太郎「浮世床」
桂ひな太郎「小言幸兵衛」
山野楽器イベントスペース
鈴々舎風車「真田小僧」
古今亭志ん馬「たがや」
いなせ家半七「教科書にかける情熱」
春風亭勢朝「ねずみ」
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